全日本シクロクロスマスターズ選手権

去年の飯山で行われたCXは大雪だった。
この時 勝ったのはシマノの横山航太選手 20歳も下の選手。
僕はYOUTUBUで何回も映像を見直した。
雪 20段はあると思われる階段 芝のキャンバー等。

マキノで 横山選手を探して 去年使用した タイヤの種類 空気圧 テクニックを教えてもらった

野辺山の前泊で 乗鞍へ行って 経験を積むと言う事で 圧雪路面を CXバイクで走る予定だったが 
まだ営業していなかった。

水曜日の長野県飯山天気予報を見て雪かもしれないと僕の中では不安がよぎった。

滑る路面を想定して 最後の練習は  シラク チューブレス サンドを空気圧1.3で走った
やすり目タイヤで芝を走る。 
グリップさせるには 踏み過ぎないという事を考えながらペダリングした。

階段も 最大心拍に上がっている時に 担いで走った。

ナイトレースを想定して夜走りたかったが これはローラー教室があるので実行出来なかった。

不安要素をなくして レースに挑む。

木曜日
6時に起きて準備して  ローラー10分乗る
10時から ウェイトへ行こうかと思ったら 家の前でガス欠
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JAFを呼んだが その営業ナンバーが 56 だったのには笑えた

13時から天和治療院さん
JAFが来るまでの待ち時間が1時間 終わったのが12時だったけれど ウェイトにいこうか?迷ったが
ここがゴールではなくて通過点 ゴールは遥か5年後だと思ったら 体育館へ向かっていた

少しでもいいからと 135㌔ 5回のみ 
1回 1回を 芝を踏み過ぎて滑る感覚を意識して 3時からグリップさせる要領で
 ふん!と路面を蹴る感覚で上げた。

13時から天和治療院さんへ
異常な首の張りだと言われた。
後ろから追いかけられると言う事はこういう事ですと説明しておいた。

銀行行って 事務作業して帰宅

娘を迎えに行って帰宅

18時と20時からローラー教室

金曜日
6時からパン作り
シュトーレン作る
高岡先輩が 箱買い 20本買ってくれた。

16時に終わって帰宅 
すぐに着替えて走りに行く
いつも走っている 河川敷へ向かって 「今年もありがとうございました 勝ってきます」と挨拶して帰宅

洗車して 18時半に パートナーの池やんと 長野の中畑さんちへ
運転していった

中畑さんの奥さんの3子さんが 土曜日11時までに飯山に行けばいいんなら 朝早く出ればいいのにねと言っていたらしいが。
中畑さんは 「3子に会いたいんじゃないのか 勝利の女神だし」と言っていたらしい。
3子さんは「清君に会いたいのよ あの子は寂しがり屋だから」と言っていたらしい。
22時について 一杯飲みながら 雑談し 23時には就寝
7時半位起きて 出発し 豊科のすきやで 朝飯
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偶然にも車の距離のトリップ見たら 70000㌔だった
明日 勝てば7連勝だと 前向きに考える

高速で 10時に飯山について コースを歩く
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内山靖樹と歩く

12時ぐらいから試走
踏み踏みなコース 三船さんがコースを作ったらしい。
階段も健在

タイヤは シラクのノーマル 前後 1.61 体重 57㌔から58㌔。

今回は コンプレッサーを持ち込んだ
会場で コンセントがある場所を探した。

3周してマッドタイヤをすべてシラクノーマルに交換
チューブレスは一回上がってから 「パキ パキ パーン パン」と言う感じでさらに上げると完璧に上がる。
その時の空気圧は5ぐらいまで上がっていると思う。
 昼飯を食べる
うどんとおにぎり2個と コーンクリームスープ
それから 昼寝
15時に起きて受付
3番目コール。

BSの宮崎ともう一回 コースを歩いて 視察する。
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イナーメの武田親分が スパイクつけていたら コンパネの階段で滑ったのをブログで見たらしく
自作で作ってきてくれた。
先端のとがっている面積が少ないので そこまで滑らないと言う。

17時20分から着替える

中畑さんにイナーメオイルの ベリーホットを先に塗り込んでもらってから CXオイルを多めに。
「良い張りだね」と言われる。

他は何もしゃべならい 池やんも 集中したなと その切り替えが分かるらしい。

ローラー台で パワータップつけて 46Tから ローから1枚づつ 1分毎に落としていった10分
最後は240まで

そこから実走
ライト付ける

会場までの上りを利用する
3分 ぐらい 285W
下ってから L6ぐらいで
2分20秒 360W 6.3倍 大した事はない数字だ。

10秒ダッシュ 数本して 18時30分に車へ

ナイトレースなので 路面が見づらい 石とかでパンクのリスクを考えて 空気圧を1,7に上げてもらう。

18時45分にスタート地点へ
その前に小便へ
胃の中の全ての物を吐いた。
胃痙攣も起こして 緊張具合がおかしい。

3番目コールされて 左はしへ

レースを走り終えた 大河内ジローさんにコースの事を聞いた
「見えん まったく見えん 勘だ」と言われた
ライトは下にしておいた方が良いよと言われたので 角度を調整した

1分前とコールされる
30秒とコールされる
20秒とコールされる
10秒とコールされる 始まってしまうのか・・・と思った
心の中で 9 8 7 6 5 4 3 2 ぱーーーんとなった
1秒早いんじゃないのかと思ったけれど 周りの選手はスタートしている
2番手で ゴール地点を通過して グラウンドへ
ここで 前の選手を抜いて 先頭へ
後ろにつかれたけれど 前の方が有利だと思って 芝へ

案の定見えない
グラウンド周りはライトで見えやすい。
兄ちゃんが拡散器で応援している。
「後ろ開いているぞ」と教えてくれる

180度ターンは降りる
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滑って転ぶ
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丘の向こうの 芝と逆キャンバー泥区間は 鉄柱があったので それを左腕でがっちりと抱えてターンする
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滑ったらどうしようではなく ここは降りて走ると決めておいたほうが速い
考えている間にも時間は過ぎていく。
路面が見えない 滑ったらそれは経験で 立て直すしかない。

1周で 23秒
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その先の まったく見えない 少しの上りで大ごけする
2周回目 25秒 まったく広がっていない。

階段もテンポよく上る

クリートキャッチしづらい。

3周回目 ピットで1分に広がる

ピットでは 8分05秒とラップタイムを教えてくれる
中畑さんは 45秒と言う

「どっちやね!」と怒鳴る。
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応援が多かった 応援されるたびに はーいと応えるようにしている。
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4周回
1分30秒

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5周回目に入る時に 中畑さんが「1分45ぐらい」と教えてくれるので
「ぐらいってなんだよ 正確に教えてくれ!」と言ったら
「1分45秒!」と教えてくれた。
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最後の 50mは 真っ暗の中だけど 自分自身に ガッツポーズをした。

一人ダウンする為に グラウンド横へ 行ったら 100m先にひょこっと 中畑さんが現れて
「おめでと」と言ってくれたので 思わず抱きしめて 泣いてしまった。

「ゴールしたら ここを一人で通るだろうと待っていたよ」と 僕の行動がすべてお見通しだった。

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のりへいが30歳代に勝ったのには驚いた。

三船さんが 「おめでと」と言って 握手して来てくれたのには 正直嬉しかった。
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この応援が一番元気をもらいました。笑えてきました。

ほんとにたくさんの声援ありがとうございました。