【筧五郎の東三河と繋がる。走る。体感する。 ♯8】

本年度【OUT DOOR Sports Life 東三河】という事業に関わらせてもらう中で「自転車を通じ、東三河の魅力やそこでの暮らしを発信する」という役割をもらい、特にこの先11月、12月を中心にその暮らし、そのスポーツを通じそこに暮す人たちと繋がり、体感しながらその魅力を発信していくので是非今日は「東三河を体感するシリーズか」と楽しんで読んでみてください。今日はその第8話。

東栄町森林組合のお仕事一日体験

僕は自転車のトレーニングをする二ノ瀬峠で清掃活動などをしており その時に チェーンソーを用いて 木を伐採するなどをしている。

僕は将来、木こりになりたいという願望があるので 森林組合の方々にお話を聞く事が出来るのはとても楽しみだ。

しかし もしも木こりになりたいと思っていても実際にはどうしたらいいのか?分らない事の方が多い。

木を切るのが好きなだけでは生きてはいけない。

なのでどうしたらきこりになれるのか?を教えて頂くために森林組合の方にお話を聞いた。

 まず森林組合のお仕事は 事務仕事と 伐採などをする現場のお仕事に分かれている。

僕は聞きずらい給料の話 福利厚生費などの疑問点を正直に聞いてみた。

「企業秘密なんだけどね」と笑いながら 教えてくれたが 金額はここでは教えてはダメなのかな(笑)

福利厚生もしっかりとしていて 家賃は半分支給される

お給料は最初の3年を踏ん張って一人前になれば 上がるとの事。

でも 体力仕事なので年齢は若いほどいいらしい。

ここに住まわれている方に家賃の金額を聞いてびっくりしたが 広くても2万らしく 都会と比べれば 格安だった

ここで暮らしたいと思う人が移住してくるので 考え方一つで 給料が低くてもやって行ける。

都会の年収600万 田舎の年収300万  都会と田舎では価値観が違う。 

1時間ほどで 終わる予定が あまりに詳しく教えて頂けるのと その内容が面白く 1時間程オーバーしてしまった。

次に案内してくれたのが 山師のお仕事

僕が木こりと言っていた仕事だ

ちなみに 二ノ瀬峠の木を伐採する時は YOUTUBUを真似たので 切り方はいわゆる我流である。

知識もないまま 山師の仕事が間近で見る事が出来ると思うと もうワクワクしていた。

現場に到着すると 山師さんが木を登っていた。

「ささっと上り ささっと降りてくる」姿は まるで忍者だった。

「カッコいいですね」と伝えると 恥ずかしそうに笑ってくれた。

今から この木を伐るからと言うので

僕は少し離れて その仕事ぶりを見ていた。

まさにカッコいいとしか言葉にならない。

伐採して 残った部分を見ると 我流の伐採方法しか知らない 僕から 見ればその切口は素晴らしいとしか言葉がなかった。

「きってみるかい!」と言うので 僕は元気よく「はい!っ!!」を返事をしたが 脚がブルブルと震えて 緊張してしまっていた(笑)。

自分のチェーンソーを持ってきたのだが ソーチェーン(チェーンソーの刃)の目立てが下手だったので上手く切る事が出来ず  山師さんのをお借りした。

刃を木に当てただけで切れていく様は さすがプロとしか言いようがないほどの切れ味だった。

しかし 僕の切った木が 倒したい方向へうまく倒れず 横の木に もたれかかるような状態になってしまった。

それをうまくテクニックを駆使して木を回転させる技術で「どーーーーーっ!!!」と地鳴りが響いて 見事に木が倒れた。

自分で切った 切りたての 受け口部分の匂いを書いたら 杉のいい匂いが素晴らしかった。

この受け口は 頂いて 自分の部屋の飾ってあるのだが杉のいい匂い部屋一杯に充満して 寝る時には その匂いで リラックス出来る。

プロが使う道具 自分が持っている道具とは なにか雰囲気が違った。

その違いとは何かと考えていて たどり着いた答えは

「道具の手入れをきちんとしている」だった。

今回は 憧れの山師のお仕事体験

その技術は素晴らしいを体験させていただいた東栄町森林組合の皆さまありがとうございました。

チェーンソー講習会を受講し従事者免許を取得しておりました。

取得してから山師さんのお仕事を拝見すると 自分がいかに適当に木を伐っていたのかが分かりました。

あの時の捻じる技術はこういう方法だったのかと思った。

道具は手入れが大切を教わりましたから 今まで以上に 入念に作業出来ました。

目立ても大事です。

山師さんのチェーンソーの切れ味には程遠いのですが あの切れ味を知ってしまったら それに近づけられるように目立ての勉強もしていきます。

東三河地域は愛知県東部に位置し、山と海に囲まれる豊かな自然と都市が融合した地域。農業や工業など幅広い産業が盛んで、2021年3月にはジャパンエコトラックに登録されるなど、アウトドアスポーツを楽しむ人にとって魅力的なエリアです。本年度以下のwebサイトを通じアウトドアスポーツを日常的に楽しむ、東三河ならではのライフスタイルについて、ナビゲーターが体験している様子や、そうした暮らしを実践している東三河地域の方とのトークセッションなどを紹介していきます。

https://higashi.mikawayamazato.jp/