ベルギー自転車事情8.

時差ぼけで寝れないので blog更新です。

dsc_0450
家主のルーさんと 来年の遠征の交渉をしました。
ランジットとも交渉をしました。

つたない英語でコミュニケーションを取り 自分で来年の事まで交渉をし終えました。

dsc_0410

昨日のアンダーのレース後の優勝者に集まる観客です。
その光景を見たかったので 観察しました。
どんどんと集まってきて選手は 一人一人と握手します。
こうしてファンを増やしていくのと
見ていて ファンへの 接し方も勉強になりました。
選手はヘルメットを外してスポンサー名が掛かれた帽子をかぶります。
新しいウェアも着ます。

身体を冷やさない為ではなく
汚れたウェアのままだとスポンサー名が見えなくなるので直ぐに新しいウェアを羽織る感じです。

レースを終えて ヘルメットを外すのは自分ではなく親かスタッフです。
そして綺麗なウェアを着させます。
そして真っ先に帽子を被らせてタオルで顔を拭きます。
自分自身を商品として理解しており そしてスポンサーをとても大事にしています。

なので アップする時もトラックの前でローラーを用います。
決してトラックの裏で隠れてアップするなんて事はしません。
別にキチンと心拍あげているのか?と言ったら 適当に回してるだけです。

自分を商品として観客に見せる為だと思います。
それを観客はずっーと見てるんです。
暑いからと言って ローラー中はウェアを脱ぐことはありません。
終わってから トラックの前でダウンしながら 観客と握手してます。

dsc_0421
ジュニアの女子でも デュカスです。
チャレンジのチューブラーも少数います。

デュカスのタイヤとしての製品は良くはないのです。
製品としてはしっかりとしてるのはチャレンジの方がしっかりとしてます。
デュカスは手作りなので ふんどしやセンターが歪んでいるなんて 当たり前です。
でも デュカスなのです。

dsc_0439
ロードレースサイクルクロス。
集団に追い付いたら トップスピード上げて直線で追い抜きます。
コーナーで突っ込んでくることはないです。
それはスリップしたら落車するからです。
なので抜きどころを分かっています。

コーナーで少しでも差が開いたら次の直線でそこの間に入ってきます。
でどんどんと後ろになるんです。
なので 前者との車間はとても狭いのです。
なので コースには一本のラインしか作られないのだと思いました。

それを分かってきた後半は面白いように抜かせれる様になりました。
前のライダーの技量を理解する。
で抜かすときは直線でスプリントの様にダッシュして追い抜かす。
右から 左から声を掛けて抜かすのではなく
スパッと直線で抜かすのです。

コーナーで抜かそうとすると内側はしっかりと閉められます。
それを踏まえて コースを作ってある気がします。
世界選手権でも コーナーで抜かすのは自分にもリスクがあるので やってこなかったです。
パワーで追い抜いていく感じです。

ベルギー自転車事情6

dsc_0449世界チャンピオンのバンデンハーのスタートマネーは10000ユーロ 120万です。
世界チャンピオンの賞金は5000ユーロ 60万です。
ネイスはスタートマネーが15000ユーロ 180万です。
賞金よりもスタートマネーの方が高いのです。

ワールドカップのジュニアカテゴリーでもスタートマネーが支払われるそうです。
賞金も出るようです。

正月は毎週レースがあるようです。
シクロクロス選手で冬だけで億単位で稼ぐそうです。

日本の少年がプロ野球選手を目指すように ベルギーの少年達はサイクルクロス選手を目指す訳ですね。

日本の野球のようなシステムを自転車に持ち込めば 良いわけです。
とても簡単です。野球のシステムがあるんです。
でも それが一番難しいのかもしれませんね

今日はナショナルカテゴリーのマスターズクラス。
当日エントリーで 10ユーロ。
dsc_0435
スタートから一列で 集団で進みます。
これがとてもスリリングで楽しいのです。
dsc_0440
9位でした。
集団で進むロードレースサイクルクロスの走り方が少しずつ理解できました。
dsc_0441
一つ前のライダーはアメリカから遠征してる。
昨日の世界選手権では 10位。
僕は31位。
走力やテクニックにはそう差はありませんでした。
やはり 担ぎでのランだと言っていました。

今日の一位のライダーはベルギーNo.1だそうです。
それでも 一分ほどの差なのです。
初めて集団での ロードレースサイクルクロスでした。
日本とのシクロクロスとは全く違うスポーツです。

アベレージ 25キロなんです(笑)。

レースが終わってダウンしていると観客が声を掛けに来てくれるんですよ。
グッド! とか ナイス!レース!とか。
わざわざ駐車場まで探しに来てくれるんです。
9位でもです。

観客はレースを良く見ています。
ほんとに沢山声を掛けてくれるんです。
「ジャップ!ゴー!」とか(笑)。

そうそう日本とのコースとの差ですが、
ワールドカップのコースは別として ローカルやナショナルクラスのコースの特徴は
ブレーキを掛けさせないコース設定です。
なだらかなカーブが沢山あり ちゃこまかとしていません。
高速で曲がります。
タイヤを滑らせながら曲がります。

ダッシュしたら直ぐにカーブではなく
ダッシュしたらそのまま踏んでいけるコースです。

なので 前のライダーを抜けないのです。
だから集団で走った方が速いというレース展開です。

これがほんとに面白くて。
レースが流れるんです。

dsc_0433
賞金は5ユーロ。
ゼッケン返却すると5ユーロ返金です。

ちなみに このようなローカルサイクルクロスでも、入場料金取られます。
入場料金は10ユーロ。
それらは全て賞金に還元されるようです。

賞金貰えるなら、そりゃあ やる気になりますわ。

dsc_0447
帰宅して ジャスティンか 送別会のフリッツとステーキを作ってくれました。

世界選手権 終わりから始まりへ

resultは出てなくて 世界チャンピオンを決める大会なので 一位から三位までの結果が分かればresultは後回しな感じです。

砂場は殆んど担ぎでした。
外人との歩幅の違いにショックでした。

YouTubeのワールドカップでも 自転車乗ってる時はもがいてるように見えないのは 休んでいるからだとおまいました。
砂場は担ぎで 駆け抜けていく。
で自転車はイーブンです。

1ラップタイムの半分を担ぎです。
スタートは3列目で第1コーナーで10番手ぐらいまで行けたのですが その後の担ぎでどんどん抜かれていきました。

後はもうがむしゃらです。
肺から血の匂いがしましたから 追い込めたんでしょう。

終わって 涙も出てきませんから
出しきったのでしょうね。

ベルギーの サイクルクロスを走って 新しい扉を自分で開いてしまった気がします。

ここでの仮りはここでしか返せないので
来年もベルギーに来ますよ。

終わって帰宅して妻にWi-Fi経由で電話した。
声が明るいねと言われた。

楽しい一年間を過ごせそうです。
これからも変わらない応援よろしくお願いいたします。

明日の日曜日は またレースです(笑)。
ナショナルサイクルクロス選手権らしいです。
出しきってきます。

行くと言って来てしまった結果

NHKから出演の依頼が来ました、
内容は 今回のベルギー世界選手権の事や自転車の素晴らしい事を伝えてくださいとの事です。

お昼の生放送 20分間だと聞いてます。
放送日など決まりましたら連絡します。

ベルギー世界選手権当日

時差ぼけで寝れません(笑)
悔いの無いようにと言うのはどういう事なのか?を 宿泊先のホテルで考えてみた。

やりきる。
出しきる。
全力で。

この辺りの言葉が適切なのかな

1レースを走ってみて 出しきっていないのもある。
MOLのコースは出しきれる。
試走してみてそう思えるコース。

スタートから全開で ずーっと全開で 前のライダーが遅かったら
What’s that up!と言えばいいらしい。

もう一回寝て 世界選手権行ってきます
dsc_6042
右京チームのオスカルと出会いました。
マスターズ30才クラスに出るみたいです。
こんな奴らがわんさかいます。(笑)。

dsc_6033

dsc_6050

dsc_6032

ベルギー生活事情のビュー数が14000人行きました。

Twitterなどで リツイートしてくれたのが反映されています。
インスタグラムもフォローワー増えています。
ありがとうございます。

もう一回寝ます(笑)。