ツールド沖縄

沖縄市民210キロ 

レース前夜に絶対王者の高岡の作戦を聞いて作戦を思いついた
2回目の普久川ダムの先の高洲江の上りを終えた所で後ろでドンパチが終わって 5~6人の逃げが決まった後に合流出来れば そこからレースに参加する。

スタートしてすぐに フィッツの高橋さんが一人引きつれて抜け出していくのを見て 後ろから踏んで追いついた
パラパラと追いついてきて 10人ほどの逃げが出来た

僕は全く引く気はない
それが作戦だから

ナルシマの櫻井くんが 色々と言ってくるが 今日に限ってはこういうレースをさせてくれと言ったが
そんなことは許される訳もなく 罵声も 若い子にも言われたけれど 動じない。

精神的には かなり参った。

後ろと2分差になった時に やっぱり後ろの集団に戻ろうかと考えた。
3分になった時にやっぱり戻ろうかと考えた。
でも 1時間もしたら こいつには何を言っても無駄だとなったので 僕に罵声が無くなった。

櫻井君には「優勝するから勘弁してくれ」と言った
優勝する為に来たのだから そう言った。

フィッツの高橋さん 元山君 
チームターマックの藤田さん
ワンガンの山口さん
FORCEの八幡さん
イナーメのポールさん
ナルシマの櫻井くん
名前が分からないけれど 外人さん
が綺麗にローテーションを回している

フィッツの高橋さんと元山君に「どちらか一人だけローテーションに入って脚を貯めておいた方がいいんじゃないのか?」と伝えたけれど 高橋さんは彼も若いから行きたいんだよねと言われた。

1回目の普久川ダムで4分40秒差ぐらいだった。
上り切って2分40秒差に縮まった。
外人さんと湾岸の山口さんが切れて 7人 僕は居ないものなので6人
奥の上りでは 落ちないように引いたが 僕は引いてないので そりゃあ楽だわと言われる。

藤田さんがチェーン落ちで脱落

50歳の高橋さんと元山君が回してくれて
2回目の普久川ダムへ 後ろは2分40秒差

高橋さんが ここから行って!と。

僕の考えではここでまだ5人ぐらいで越えたかった

元山君を引き連れて5倍ぐらいで引いて行く
さっきは240ワットで普久川ダムを越えたので 2分40秒差を縮められないようにしたかった

審判車が随時 タイム差を教えてくれる。
ここまで引いてくれた 元山君が 千切れる
一回待ったが さらに遅くなってしまうので仕方がなく一人で行く事にした。
「僕らが引いた事を忘れないでくださいね」と元山君が大声で言った。

2回目の普久川ダムは280ワットで走った。

越えた所で2分20秒差
後ろは 大集団だと伝えられる。

70キロで高洲江へ向かう
高洲江の上りが始まったら 1分20秒差を伝えられる

何とか高洲江の上りが終わる辺り手前で30人余りの集団に飲み込まれる
ここからアタックの連発が始まった。
高岡と井上君が変わる変わるアタックに何回も耐える

ラスト25キロの上りで千切れる。

引いて貰った選手には申し訳なく思った

後はゴールを目指して後ろから来た選手に連れてってもらった

29位

作戦が失敗だったのか?
でも出し切って悔しさはない。

スタートアタックは決まらない
沖縄市民は決まらない。
それでも逃げを打ったこのメンバーは 沖縄に来て 作戦を練っていたみたい。
「筧さんも逃げに乗るかもね」と言っていたらしく
逃げに乗っても 僕は引かなかった。

来年同じ事をしたら死刑もんだ。
来年もしも逃げるならばきっちりとローテーションに入ります。

逃げ切るならば 20人ぐらいで 今回もようにフィッツのようにチームのメンバーが4人ぐらいが
4チームぐらい入って 
ここまで引いていく
ここから引く
と言うようにきっちりと役目を決める。
1回目の普久川ダムを越えた後に5分差で2回目の普久川ダムを越えても5分差で越えれれば
逃げ切れる可能性があると思う。
後ろは慌てさす事が出来れば また違うレースが見れる思う。

50位ぐらいで完走 100位ぐらいで完走を目指すならが 最初から逃げに乗ってみれば
楽しいかもしれない
その時はフィッツの高橋さんに相談してみてください。
逃げに乗るタイミングを教えてくれると思います。
30人が集まって集団を作ればきっと逃げ切れる可能性があると思います。

優勝すると発言して 29位という順位を取ってしまい
連れてってくれた選手の方々 力足らずでした。
ごめんなさい。