【筧五郎が東三河と繋がる。走る。体感する。♯16】

本年度【OUT DOOR Sports Life 東三河】という事業に関わらせてもらう中で「自転車を通じ、東三河の魅力やそこでの暮らしを発信する」という役割をもらい、特にこの先11月、12月を中心にその暮らし、そのスポーツを通じそこに暮す人たちと繋がり、体感しながらその魅力を発信していくので是非今日は「東三河を体感するシリーズか」と楽しんで読んでみてください。今日はその第16話。

豊根村と合併する前の旧富山村は 離島を除けば日本で一番小さな村だった。

今日は富山(とみやま)地区まで走ってみようと思った。

ちなみに旧富山村は この場所です。

旅のスペック

カメラがあるんで リュックサックを背負いたくなく 今日はすべての荷物(輪行袋 パンク修理キット 着替えなど)を サドルバック(容量9Lに入れた)。 

湯谷温泉のゲストハウス 「HOO!HOO!」からスタート

http://www.hooihooi.com/

宇連川に掛かる橋を渡る時に一気に空が開けた。

国道151号に入り 先ずは東栄町までのアップダウンを含む21キロを走る。

ゲストハウス エバーグリーン 日下さんは不在だった。

紅葉が素晴らしく 撮影ばかりして前に進まない・・・・。

この先のトンネルを抜けたら

東栄町の中心部が見渡せる。

右端に 花祭会館 

伊藤さんに町を案内してもらって 少しは詳しくなった気がする。

東栄町内に一つだけあるコンビニで補給食

今日はこの後は豊根村の道の駅以外で 買い物出来ないので 念のため おにぎりを買っておく。

カイロと一緒に入れておけば 温かいおにぎりが食べられる。

「素晴らしいわね。」 独り言も 思わず オ姉語になってしまう。

春になれば立派な枝垂桜なんだろうなぁと思った。

日本は四季があってほんとに楽しめる。

そして 自転車仲間内でも いつも開いていないと話題のドイツパン 「ミンデン」 

今日は開いているぜ!!!!と思って ここから100mほどの店舗へと急いだ。

ここで昼ご飯をたべるんだ!と 思いながら走っていた。

が しかし ガムテープで 月 「も」休みと書いてある。

151号へ戻り よく見たら 小さく書いてあったわ(笑)

重機が青空に映える。

伐採かな テツさんいるのかな?と思いながら 通り過ぎる

 じゃあ 道の駅で 五平餅を食べよう

サイクルラックが置いてある位置が とても嬉しかった

店内の飲食ブースからよく見える位置なのだ。

腹が減っては戦にならんと思い 二本買ってみた

クルミと味噌ダレ 1本350円

おばちゃんが 「どこまで行くの?」と お茶を持ってきてくれた。

この のむヨーグルト 濃厚すぎて 喉にひっかるぐらい ねっとりとしている。

1本200円 

娘へのお土産に ポップコーンを買った。

おばちゃんに 「一袋で 沢山できる?」と聞いたら フライパンに大盛出来るわよ と言ったので 1個にしておいた 150円

こうして どんどん荷物が増えていく(笑)

グーグルマップを見るのも楽しいのだが 道の駅のガイドマップを見るのも楽しい。

先ずは宝地峠を目指す。

道の駅の裏側から 県道426号に入る。

上っていたら 軽トラに乗るご夫婦に「どこまで行くの?」

「静岡県まで!」と言ったら 「そりゃ大変だわ 気をつけてな!」と言われたが これが 秘境の大嵐駅までの間で 唯一の会話だった(笑)

セルフタイマーでの撮影は難しい

そしていきなり 宝地峠が現れた。

道の駅から4キロほど上る

富山村まで18キロと看板

紅葉の中の青看板が 映える。

上を見ると 九十九折れがひたすらに続く。

誰も合わない 誰も居ない道路を 独り占め

霧石トンネル

ここは標高881m

今の季節がサイクリングには適した気候だと思う。

山奥でも 一応たまに スマホの電波は繋がる。

休憩するぞ!と思っても 月曜休みだった。

やばい 補給食が おにぎりしかないぞ!と心配になる・・・・。

ぱっ!と一気に開ける。

ここはどこの惑星かと思える光景が目に入る。

川の水が減り 底が見える。異様な風景だった。

旧富山村へと入る

ひっそりとしているが 郵便局もあり 役場もある。

ここでようやく 人に出会った。

はい 豊根村 愛知県の一番東

この橋を渡れば 

静岡県に入る

旅の終点 大嵐駅が近づく

1日に8本の運用 僕が乗る電車まで1時間あるので 近場を散策

このトンネル抜けて その先へ行ってみようと思ったのだが・・・・。

トンネルが真ん中で屈折していて 先が見えない

僕は曲がっているトンネルを通るのが怖い(笑)

断念して 駅で 自転車を組み立てようとしたのだが

待合室で 旅人が気持ちよく寝ていたので 

ホームで 輪行の準備

持ってきた着替えは インナーシャツとタオルとニット帽

この電車に乗れば 長野県へ行ける。

湯谷温泉駅までの料金は860円

乗車時間は1時間程

改札口も無い 自販機ない 切符を買うのはどこ?

大口のトンネルから 現れる電車を待つ

陽だまりが気持ちよすぎて 昼寝をかます。

車内で 乗務員さんから切符を買い 降りるときに

切符を渡すシステムらしい。

1日8本の運航で 同じ駅で同じタイミングで発車する。

これは奇跡としか思えない(笑)

車内は窓側に座りたい

それは 道が良く見えるから

この道は僕が好きな望月街道である。

湯谷温泉駅はもうすぐ。

旅が終ってしまう寂しさ。

またどこかへ走りに行けば良いさ。

 

 

 

東三河地域は愛知県東部に位置し、山と海に囲まれる豊かな自然と都市が融合した地域。農業や工業など幅広い産業が盛んで、2021年3月にはジャパンエコトラックに登録されるなど、アウトドアスポーツを楽しむ人にとって魅力的なエリアです。本年度以下のwebサイトを通じアウトドアスポーツを日常的に楽しむ、東三河ならではのライフスタイルについて、ナビゲーターが体験している様子や、そうした暮らしを実践している東三河地域の方とのトークセッションなどを紹介していきます。

https://higashi.mikawayamazato.jp/