一人一人に感動を

八月1日 土曜日
5時35分スタート

菱田さんがお見送りしてくれた
いつかまた一緒に走りたいなぁと思った

10秒カウントしてもらったが 兄貴のカウントで少し涙ぐんできた

三本滝まで車でついてきたくれると言うので BBの音鳴りが凄くて 嫌になる
雨の中 走りまくったから BBが逝ってしまったか。


三本滝 20分21秒 230W

6時ゲート開門を忘れていて 5分休憩

そこから 徐々に力が入らなくなり ハンガーノック気味に
朝飯食べなかったからなぁと思いつつ ジェルを飲む

中間地点 34分

位が原 55分

山頂 1時間21分

ペンション乗鞍に戻り  朝飯 お風呂 睡眠10分

9時半に待ち合わせるので 9時5分に出発

まー君と 川瀬さん スタートして 追い抜いて行ったライダーが良いペースだったので追いかける

250Wぐらいで 追いつき 何分で走るの?と聞いたら 1本目は1時間06分だったというので
いけるかぁと思ったが 辛くて切れた

そこからは 自問自答しながら 大雪渓から 追い抜いて行った青年とちぎり合いになり
なんとか先着

1時間29分 183W

まー君たちはすぐに上るというので その青年に声をかけて 待ち合わせる事に

ペンションのりくらに帰り 温泉にゆっくりと入り 昼飯をごちそうになり
30分寝た

2時に出発してスタート地点へ
気が重い・・・待ち合わせしなかったら寝ていた

青年を見つけ 来ないかと思ったと

青年の名前は長君 20代

1時間40分で上ろうとスタート
200Wで揃えて引いていく

一生の思い出を作ってやると言った

山頂から夕暮れの景色は格別だよと言ったら「本当ですか?」と言うので
「自分の目で確かめろ!」と

速くなるコツなどを教えながら指導

なんでこんなに上るんだろうかと自問自答しながら上るんだけどよ
正解がないのが正解で その正解を見つける為に 走り続けるんだよ
だから強く 速くなりたかったら どうすればいいと思う?と聞いたら

「回し続けるしかないですね」と 返答

それが分かっていれば あとは 適当に上らず ちゃんと計算しながら上る事と・・・・。

途中で千切れて 待つこともしばしば

一人で走っていて こんなタイムで走る意味はあるんだろうか?と思ったら

追い抜いていく車のナンバーが 56ー93

「ゴロー君 さぁ?」と 乗鞍の神様に問いだされているようで
彼のもとへ戻った

また切れるので 一人自問自答

前から来た車のナンバーが 56-72

「ゴロー何?」 と 問いだされているようで考えた

自転車に乗るのが好きなんだと 答えが出た

そのあとは雄たけびを上げながら 走った
速度は10キロも出ていないが(笑)

自撮りしている女性のカメラをもらって 一緒に記念撮影

脚が攣っているライダーに 「終わらない坂はない!」と激励

大岩のコーナーで 「自転車が好きだぁぁぁぁぁ!」と叫んだ

ふらふらになって 山頂へ

1時間39分30秒 172W

放心状態な時に タクシーに乗客さんが 「五郎さん いつも応援しています!!」と

軽バンからは 「五郎さん 応援しています!」と声援

また男かよとつぶやく・・・・・・

下山してかれが上ってきたので 一緒に山頂へ

大切なのは 上りきる事だ

上らなかった後悔の方が大きい
 告白してふられれば次に行けるが 告白しなかった後悔は後に引きずると言った

県境へ

彼なりのゴール

一人一人に ゴールがある
いろんな思いを背負いながら クランクを回すんだ

みんな 自転車の好きなんだぁと思った

人のゴールを見て感動するとは思わなかったが 彼のゴールは美しかった


彼はもっと強くなりたいと言った


補給のごみ

夕飯


メンテナンス