【筧五郎の東三河とつながる。走る。体感する ♯6】

本年度【OUT DOOR Sports Life 東三河】という事業に関わらせてもらう中で「自転車を通じ、東三河の魅力やそこでの暮らしを発信する」という役割をもらい、特にこの先11月、12月を中心にその暮らし、そのスポーツを通じそこに暮す人たちと繋がり、体感しながらその魅力を発信していくので是非今日は「東三河を体感するシリーズか」と楽しんで読んでみてください。今日はその第6話。

愛知県内の東三河地方で有名は上り坂と言えば 本宮山スカイラインがあげられるが僕は途中からしか上った事ないので今回、スタート地点からゴール地点まで全線走破出来る事が楽しみで仕方がなかった。
ちなみに本宮山スカイラインの峠のスペックは距離11キロぐらい(ぐらいと書いたのは各自スタートボタンを押す地点が違う為)

勾配6.2% この勾配とは100m走ると高さが6.2m上がる事を意味する。

獲得標高 700m程
今日は一人ではなく 僕も出演している NHK BS1 テレビ番組「チャリダー ロードレース男子部」内で頼りになる チームメイト 岸本伊織君が同行してくれる事になった。

スタート前にヤングキャッスルでコーヒーを飲みながら本宮山スカイラインについてミーティングをしていると伊織君も上ったことがない事が判明した。

仕方がないので距離だけでも覚えておこうと二人してスタート前に下調べをしたが 距離を覚えても走りながら忘れてしまうから 交差点に来たら左折と覚えてこうというのが結論であった。

ここが和田交差点

自販機もあります。


スタートして最初はなだらかであるが 新東名高速の高架を抜けると 勾配はきつくなる。

走った事がない峠というものは時折 言い合いになってしまう事がある。

伊織君「五郎さん この先 どんな感じですか?」 

僕「知らんがな」という感じである。

第5弾でも書いたように 愛知県内の道路管理状況は素晴らしく この国道301号もほんとに走りやすい道である。

九十九折れが始まると 時折 新城市内が展望できるのだがその見事な展望を見ると 「あぁここまで上ってきたんだなぁ」と感じる事が出来る。

勾配の変化はあるのだが 言われるほど きつく感じられないのは 大きなカーブで標高を稼ぐので走っていて気分がほんとに良いのだ。

本宮山スカイラインへと入る手前500mほどの直線は勾配がきつくなる。

直線で勾配がきつくなるほど精神的にしんどいことはないのは景色が変わらないからであろう。

その直線が終れば和田公園の交差点に到着し左折すれば国道301号とお別れとなり本宮山スカイラインへと入っていく。

本宮山スカイラインは有料道路だったのだが2006年から無料開放され利用するドライバーが減ってしまった。
今まで走ってきた主要道路の国道301号とは違い 本宮山スカイラインの通行量は 極端に少なくなり自転車乗りにとっては走りやすくなるが路面状況は一気に悪くなっていた。

その理由は 国道301号とスカイラインが並走している為であり、スカイラインを通る車が少なく それほど整備しなくても問題がないと踏んでいるからだろうと 僕なりの憶測を立ててみた。


僕の好きなループ橋も出迎えてくれて 少しばかりの下りを終えてラスト1キロ程上れば 左手に大きな駐車場が見え  視界が開けた始めたその先の岡崎市の境界線がゴール。

11キロと距離的には長く感じるが 前半はダイナミックな道で走りやすく後半は交通量が少なく あっという間な本宮山ヒルクライムだった。

下りで 路面に落ちている石ころを片付ける 伊織君

その優しさが素晴らしかった。

【OUT DOOR Sports Life 東三河】について

東三河地域は愛知県東部に位置し、山と海に囲まれる豊かな自然と都市が融合した地域。農業や工業など幅広い産業が盛んで、2021年3月にはジャパンエコトラックに登録されるなど、アウトドアスポーツを楽しむ人にとって魅力的なエリアです。本年度以下のwebサイトを通じアウトドアスポーツを日常的に楽しむ、東三河ならではのライフスタイルについて、ナビゲーターが体験している様子や、そうした暮らしを実践している東三河地域の方とのトークセッションなどを紹介していきます。

https://higashi.mikawayamazato.jp/