湯谷温泉のホーホーで宿泊し
湯谷温泉から始発のJR飯田線に乗り 秘境の聖地へと向かいます。
輪行の旅は自転車を袋に詰め込む時間がとても楽しいのです
飯田線の素晴らしさは 終電がこの時間まで運行している事です。
仕事終わりに輪行袋を担いで名古屋駅を出発しても 問題ないでしょう。
電車が来ましたよ!。
湯谷温泉駅は無人駅なので 車中で運賃を支払います。
ゴトンゴトンと心地よい車輪の音と揺れが眠気に誘われて 寝てしまいました。
この駅に乗り降りする人がいるのか?と思うのですが 車中を見渡すと 秘境マニアを言われる方たちが居るんです。
そして始発なのに乗車してきます。
車内から外を見ても家など見当たらないのですが 一体この方はどこから来たのか?と不思議に思います。
高校もありますので 生徒たちの元気声が車内に響き渡ります。
停車してドアを開くのを待っていても開きませんので ボタンを押してくださいね
JR飯田線の各駅の良い所は 階段の上り下りが少ないので 輪行袋を担いで歩くサイクリストにはとても優しいのです。
湯谷駅から平岡駅までの所要時間は距離70.2キロの1時間半でした。
これは新幹線でどこまで行けるのでしょうか。
名古屋から348キロ先の東京駅まで行ける時間です。
都会と田舎の過ぎてゆく時間の違いに脳が付いてきません。
都会から田舎へ脳がタイムスリップしている感じです。
自転車を組み立てている時に 脳が自分のゆっくりとした体内時間に戻っていく感覚になっていく感覚になります。
昭和から平成そして令和
アナログからデジタル
今日は令和から昭和 デジタルからアナログへと戻っていく感覚です。
さぁ組み立てましょう。
荷物はサドルバックに詰め込んで出発です
目指すは新野峠です。
走っている道は日本三大酷道の一つ 国道418号線です
このおにぎり看板と言われる青看板
国道418号線は福井県大野市から長野県飯田市までの延長267キロの一般国道です。
キョロキョロしてしまいますね。それほど景観が素晴らしいんです。
酷道といっても道はどんどん綺麗に舗装されています。
酷道が国道ではなくなっていくのが寂しい限りです。
もう季節は秋ですね
おやつタイムです
道の駅 信州新野千石平の間の前に構える つるや菓子舗さんへ
https://iida-kasi.jp/09_tsuruya/09_tsuruya.php
品ぞろえが多くて迷いますし 空腹時に和菓子を買いに来てはダメですね。
なんでも どれだけでも食べられそうな気になってしまいます。
無限に食べられる気がしてしまいます(笑)
大好きな最中もあり
ド定番のおはぎもあり
芋羊羹もありで これらはお土産に買い求めました。
おやつに食べるのはこちらのお菓子を買いました
すぐにお母さんがお茶を持ってきてくれました。
道の駅でおきまりのポーズです
お面がカッコいいですね
新野峠へと向かいます。 4キロ程の上りが続きますが 道がとてもきれいで走りやすいです。
木陰に入ると とても涼しいですが
ここは上り 集中して熱く上ってしまいますね。
長野県にお別れして 愛知県豊根村へと入ります。
軽快なダウンヒルが続きます
寄り道をしましょうか。
道の駅 豊根 グリーンポート宮嶋へ
素敵な看板が迎えてくれますが こちらの従業員さんの手書きだそうですよ。
スマホで見るデジタルなグーグルマップも便利で良いのですが アナログな地図も良いですよね。
お昼ご飯を食べに上りましょうか。
東栄町から8キロ程の上りが続きますが 先ほどの和菓子を消費するにはちょうどいい上りだと思う事にしておきます。
車の行き来が多いです。
その理由はお昼ご飯を食べる場所と関係しております。
僕はこの上りを「茶禅一の上り」と言っております。
この峠を上るには今回で4回目になるのですが 東三河地方で一番好きなのです。
その理由は間伐がしてあり 太陽光が入ってきて 峠道がとても明るいのですし それと道路に草木がほとんど生えておらず 避けて走行したりする事がないのです。
この道は管理されていると分かりますが
どうしてここまで管理されているのかは お昼ご飯の場所がとても関係しております
このコーナーも素晴らしい
良いですよね、
「グォォーーーー!!」と言う感じで回れるコーナーは大好きです。
九十九折れが続きますが 上にガードレースが見えますのよ。
興奮してしまいます。
8キロの上りを28分で上り お昼ご飯場所 「茶禅一」へ到着です。
https://omoteyaen.co.jp/chazenichi/
自転車を掛けるラックがあります。
この景色を見るだけでも上ってきたかいがあるってもんです。
完全予約制の為 予約が必要です。
着席するとすぐに緑茶を出してくれますが 水だしなので とても爽やかな飲み心地です。
汗かいて上った後のこのお茶は 身体の隅々まで染み渡りますが 飲み干したら店員さんがすぐに
注ぎに来てくれます。
メニューを見て色々と悩んでしまいますが 山田さんが二色蕎麦を注文したので僕も同じものをと
面白味が無い注文の仕方をしてしまいました。
天ぷらを食べ
2色蕎麦が運ばれてきました。
「茶禅一」はミシュラン一つ星のお店。
https://omoteyaen.co.jp/chazenichi/
全国からこのお蕎麦を食べに訪れる方たちが多いのです。
なので この峠を上ってくる車の多さは 田舎のフェラーリと言われる軽トラよりも 県外の車の方が多いのです。
ここは峠の観光地 道も整備されているのが理解出来ます。
店員さんが「塩を掛けて食べてください」と言うので 先ずは塩を掛けて食べます。
蕎麦の締め具合が素晴らしく ズッズッ!と一気に喉の奥へ
「美味しいですね」と言ったら この辺りの水はとても美味しいのだと教えられました。
お茶も作っていて美味しいです。
「先日 ヨーロッパからこのお茶を買いに訪れた方が居たのよね」と教えてくれました。
もう一つ ここで有名なのがかき氷です
かき氷好きの事を「カキゴーラー」というようですが ここは全国の中でもトップランキングに入る程の美味しいお店らしいのです。
メニューを見て 僕が「あさがね農園さんね」と言ったら カメラマンの山田さんが
「さすが この仕事 二回目の発言だね」と笑っていました
でも注文したのはストロベリーでしたが
もうね 景観が素晴らしいんです。
この辺りは「御園」と言われる地域 その昔 伊勢皇太神宮の神領だったと言われております。
この景観を見て 風の音を聞き この雰囲気を感じ取り 美味しい食べ物を食べれば 心も体もリフレッシュされる場所ですね。
テラスには沢山のお客さんが居らっしゃいましたが
旅行気分で来られている方がほとんどでした。
皆さん 気分が良いのか 会話も大声で話す事も無く たわいのない会話を聞きながら
のんびりとしてしまいました。とても居心地が良いのです。
隣の席の方と「どこから来たのですか?」など会話したりしてほんと楽しい時間でした
まだこの空気感と雰囲気を味わいたかったので ここで山田さんにお願いして
置いてきぼりにしてもらいました。
なのでお替り氷し この雰囲気を堪能してしまいました。
元気を充電出来たので 次はどこの峠を上りに行こうかなぁ。