筧五郎が東三河の道、峠を走り尽くす NO4

本日 東三河の旅はJR飯田線に乗り湯谷温泉駅から大嵐駅まで輪行から始まります。

昨日までの温暖な気候はどこへやら・・・・。

あまりに寒くて ホッカイロが必須でした

切符は車内で購入します

降りる時に車掌さんが回収しにきますから 無くさないようにしてくださいね

今年JR飯田線に乗るのは2回目

今回は進行方向に対して左側に座りました。

秘境線で有名なJR飯田線ですが 時折 心揺さぶる景色に出会う時あります。

それはどちらの座席に座るかで 見られる景色は変わりますが その景色に出会えたら 今日はこっちに座っていてラッキー!と思ってください

でもね 車体のゴトンゴトンという優しい揺れ具合と 椅子の下から出てくる暖房で

いつのまにかウトウトと寝てしまうので 目的駅の到着時間を調べて スマホのタイマーを設定しておきましょう。  

大嵐駅に到着しました。

ここで下車したのは僕一人でしたが 飯田線がサイクルトレインになったら サイクリストは増えるんでしょうね。

大嵐駅は静岡県浜松市です 天竜川に掛かる鷹巣橋を渡りましょう

おおよそ70年前に作られた橋です。

この大きな船は浚渫船(しゅんせつせん)と呼ばれています。

川底に堆積する土砂を取り除く作業船です。

「グォ~~~~~~~ン」

と大きな音が聞こえたら浚渫船が近くに居ります。

橋を渡れば 愛知県豊根村へ入りますが合併前は富山村(とみやま)でした。

僕は愛知県在住ですが2年前ここに来る前まで富山村という村が存在していたとは知りませんでした。

今年の秋は短かったですね

今日のコースは大嵐駅から茶臼山高原を目指します。

茶臼山は愛知県最高峰の山です。

3つの峠を越える 険しいルートです。

県道426号 津具大嵐停車場線をひたすら進みますと言いたい所ですが ひたすらに上ります。

何も考えず 紅葉を見ながら ひたすらに上りましょう。

鷹巣橋を渡ってからは ほぼ12キロ程の上りです。

到着しました 車一台もすれ違わないし 素敵な道でした。

霧石トンネル 標高890m

上っている時は身体は暑いぐらいですが 寒くなるので下る前にウィンドブレーカーを着用しましょう。

ここから本日二つ目の峠 宝地峠まで3キロほど上ります

この子達が応援してくれました。

上りと下りしかないコースなのですが とにかく集中して上りましょう

私は上りが得意なヒルクラマーと思い続けましょう。

それほど 上りばかりです(笑)

宝地峠

はぁはぁはぁはぁと 呼吸が荒くなれば  新鮮できれいな空気が 身体の中に入ってきます。

上りが終ったぁと思うのと 体の中が変わっていく たまらない時間です。

上り切れば 楽しかったと思えます

道の駅 豊根 グリーンポート宮嶋へ寄ります。

名物の五平餅を頂きます。

ガブリと食らいつきます。

次の回では この五平餅について書きたいと思います。

「道路が変われば 五平餅の味も変わる」

道の駅でお土産を買うなら 一味がお勧めです。

辛さが違う一味が6種類ほど売っております。

金額は1つ350円です。

さて 最後の峠 茶臼山を目指しましょう

6キロ上りですが これが勾配ずーっと続きます
後半は九十九折れが待ってくれております。

景色は最高です

愛知県の道路は凄く綺麗なのです。

その理由は自動車メーカー TOYOTAが関連していると聞いたことがあります。

三河港の自動車輸出は国内2位です。

東三河の北部を走ってみて 感じたのは こんなに奥地まで 道路工事をしてるの?

一日の通行車両 何台だよ!とツッコみたくなる道路まで工事がされているんです。

景色が明けてきたら 九十九折れの始まりです。

路面が綺麗なのもそうですが 路肩の草も刈られていて 自転車にとってはとても走りやすいのです。

空が一気に開けました。

ここは 「愛知県の空」と言われる場所

デカい空!

そして 到着しました。

もう長かった(笑)

達成感 最高です

九十九折れを上っている時に 声を掛けてくれました。

「今 峠と戦っているから!ゴールが茶臼山だから そこで待ってて!」と

伝えたら 待っていてくれました。

ここは車で来る場所と思って居たけれど 僕が上っているのを見て

次は自転車で来てみようと思いますと言ってくださいました。

走行距離36キロ 獲得標高 1582m

笑うしかない 標高プロフィールですね